猫にも便秘があり、繊維質なものを食べすぎたり、自分の毛や消化の悪い異物を飲み込んでしまったことにより便が固くなり便秘になるそうです。
水をたくさん飲む事もないので、水分不足が原因で便秘になることもあります。
愛猫が便秘になった時、お腹を触ってわかるのか、どのように解消したらよいか調べていきたいと思います。
便秘は人間も放置すると、お腹が苦しくなるものです。
犬もそうですが、便を見ると健康状態がわかるといわれております。
少しでも早く、お腹がスッキリするように対策をみていきましょう。
猫の便秘はお腹を触ってわかる?
なんだか最近、便が細くて少ない。
水もいつもより飲んでいる様子ではない。
と心配になったときは、お腹を触ってみましょう。
固い便のようなかたまりを感じることがあります。
お尻や腰あたりを触ろうとすると、嫌がって逃げたりもします。
猫の排便は1日1回~2回の子や2日に1回の子がいたりと個体差があります。
愛猫がいつもどのタイミングで排便するのか、日頃からチェックしてみるといいかもしれません。
そうすれば、いつもの時間に排便がない。
何回かトイレに行くけど、なかなか出ない。
などわかるかもしれません。
ふんばっている時に変な声で鳴いた場合はお腹を触ってわかるかもしれません。
2日以上排便がうまくいかない場合は病院へいきましょう。
薬や浣腸で解消されます。
便秘以外での処方されている薬によっても便秘になるそうです。
服用してから便秘になった場合は獣医さんに相談して薬をかえてもらえるか相談してみてください。
猫が便秘になる原因と解消法は?
水分不足・繊維質の食べすぎ・毛や異物の飲み込みの他に、ストレスや運動不足によっても便秘になります。
水分不足の解消は、水飲み場所は1ヶ所だけではなく、数カ所に水が飲める場所をつくりましょう。
水分補給は、目安として、体重1kgにつき、50mlと考えるといいようです。
体重5kgに対して、250mlとなりますので、目安の水分をとってもらえるように工夫してみましょう。
こまめに水を交換して、清潔な水を用意してあげてください。
いつも食べているフードにスプーン一杯程度のオリーブオイルをかけてあげると、予防になるようです。
食物繊維が多く含まれているご飯をあげることもいいようです。
あげすぎると、今度は下痢になってしまいますので、気をつけましょう。
毛の長い子は、毛の短い子よりもブラッシングをしてあげて、自分で飲み込む量を少しでも少なくしてあげることもケアの一つですね。
ストレスの原因は引越しや家族構成に変化があった場合・トイレが不衛生・外の騒音・野良猫の存在・同居猫がいた場合、同居猫との不仲などがあげられます。
猫は環境の変化に敏感といわれております。
長く続くようですと、自律神経のバランスを崩す場合がありますので、気をつけましょう。
トイレは清潔に臭いがきつくならないように、掃除をしましょう。
猫はきれい好きとも言われております。
運動不足はよく寝る子は運動不足になりがちです。
室内で飼う事が多くなっていますので、外に出なくなった分、運動不足になります。
おもちゃやキャットタワーなどをうまく使って運動できるようにしましょう。
病気によっても便秘になることがあるそうなので、注意しましょう。
加齢や病気で便秘になることも
消化器官に問題がある場合も便秘になるそうです。
腸の運動がうまくいかず、弱くなると便秘になります。
加齢に伴うことが一般的なようです。
肛門の周囲に痛みを感じる炎症があった場合も排便が痛くて難しくなるそうです。
大腸や直腸にポリープなどができると、排便ができなくなる事があるそうです。
骨盤に疾患がある場合も原因のようで、骨盤の開きが狭かったり、踏ん張ることができなければ、うまく便が出せないようです。
毛づくろいをしますので、毛玉を上手に吐き出すことができればいいのですが、吐き出せず、胃に毛玉が溜まってしまい便秘になります。
消化器官に問題がある場合は、時間をおかずに、病院で診てもらいましょう。
放ってしまうと、巨大結腸症になり、自力で排便ができなくなり、麻酔をかけて便をかきだす事になるようです。
お腹を触ってわかるかたまりが便ではなく、ガンの可能性もありますので、触ってわかるものがあって、判断できない場合は病院へ行きましょう。
麻酔をかけて手術となると心配になりますよね。
日頃から愛猫の排便はマメにチェックしていきましょう。
猫が便秘は触ってわかる?判断する期間は?原因と解消法を解説【まとめ】
便秘にならないように、予防・ケアをしっかりしてあげましょう。
お腹を触ってわかる便のつまりがあるときは、猫が嫌がる様子がなければ、軽くお腹やわき腹をマッサージしてみてもいいのかもしれません。
便秘だけではなく、他の病気の予防として、1年に1回は健康診断ができるといいですね。
お腹を触ってわかる場合は2日は様子を見て、2日以上続く場合は獣医さんから診てもらいましょう。
神経質になりすぎるのもよくありませんが、少しでも早く異変に気づいてあげられるようにできたらいいですね。