猫を飼うとき、野良猫を個人的に保護したり、譲渡会や保護猫カフェからお迎えする方も多いかと思います。
私の家にいる猫も保護猫カフェからお迎えしました。
仔猫時代に多頭飼育現場から保護されたそうです。
うちの猫のような多頭飼育現場、元野良猫、引き取り屋(所謂ペットショップの売れ残り)など過酷な環境にいた保護猫たち。
設備も気持ちも準備万端でお迎えしたつもりが、なぜかずっと鳴いてる…。(私の猫はお迎え当日、家に帰るタクシーの中からノンストップで鳴き続けていました)
猫の鳴き声って思ってたより結構響くんですよね。
この記事を見ているということは、現在猫をお迎えして鳴き声にお悩みの方かと思います。
そこで実際にやってみた、ずっと鳴いてるときの対処法を、理由も添えて紹介していきます。
保護猫がずっと鳴いてる理由は?
猫も知らない場所に連れてこられて落ち着かず、不安で鳴きやまないのは当たり前かと思います。
元々野良猫だった場合、やっぱり外に出たい!となってしまうこともあるかと思います。
警戒心が強かったりビビりな猫は尚更。
不安な猫の気持ちになってみて、その子に合った対処法を探していきましょう。
保護猫が鳴きやまない場合の対処法は?
ずっと鳴いてるからといって構いすぎない
実際に保護猫カフェでお世話している方に相談したところ、構いすぎてはいけないという回答でした。
注目したり要求に応えてしまうと、鳴けば構ってもらえる!と猫が学習してしまい、鳴き続けてしまいます。
無視することで猫も諦めて鳴かなくなる…ということです。
そして鳴きやんだタイミングを見計らって部屋に戻ったり遊んであげたりしてくださいね。
お迎えした初日はずっと鳴いてる猫にどうすればいいのかわからず、私も構い続けてしまいました。
多分これがいけなかったのかな…と後から思いました。
猫も人間も不安でいっぱいかと思いますが、構いすぎないことをお勧めします。
ケージに入れて落ち着かせる
猫が安全で安心できる場所としてケージは準備しておいてよかったです。
最初の2週間は寝るときだけケージに入れていました。
野良猫などもともと外で暮らしていた猫は逆に落ち着かない…ということもあるようですが、うちの猫は大人しく夜寝るようになりました。
ケージは毛布など大きめの布をかけて、できるだけ窓から遠く暗くて外から見えないようにします。
これが猫にとっては落ち着くようです。
ケージ内はトイレと水と爪研ぎは必ず置いて、ハンモックもつけてみました。
夜はハンモックで寝ていることが多く可愛かったです。(Amazonで1000円程でした)
ちょっと話が逸れてしまいましたが、ケージはかなり効果的でした。
必然的に無視することになりますし、猫にとっては落ち着く空間になっている。
夜中ずっとウロウロしながら鳴き続けていた初日から、夜鳴きもこれで改善されました。
ひとりでも暇つぶしできる環境作りで気を逸らす
暇だったり構って欲しいと思ってずっと鳴いてる場合もあります。
うちの猫は甘えん坊で構ってほしくて鳴きやまないなんてこともありました。
まずキャットタワーの場所を窓際に変えたところ、窓の外を眺める時間が増えて、また上り下りの運動にもなりました。
別の場所に置いていた時は全く使っていなかったので、もしうちの猫キャットタワー全然使わないな…と思っている方はぜひ窓の外が見える場所に移動させてください。
ひとりで遊べるおもちゃは誤飲のリスクが低いものを選びました。
うちの猫は保護猫カフェ時代に誤飲してしまったことがあるそうで、譲渡のときは特に気をつけるよう言われていました。
ボールが回るタワーや、ダイソーで買ったカラーボールなど、転がる系は疲れるまで転がし続けています。
また口に入ることがないのでお留守番中も安心です。
ストレス発散させる
ひとりで遊べるおもちゃを置いておいても、やっぱり一緒に遊ぶ時間も必要だと思っています。
私は夜寝る前に1時間ほど猫と遊ぶ時間を設けています。
毎日同じではなく日によっておもちゃを変えたり動きを変えたり、狩猟本能を満たすために工夫しています。
また爪研ぎは3種類設置し、普通の爪研ぎボードや立ち上がって爪研ぎできるもの、ベットになっていてそのまま寝られるような爪研ぎなど猫にとって使いやすいものを選びました。
思いっきりバリバリしてストレス発散してもらっています。
ポジティブな言葉をかける
猫に人間の言葉なんてわからないだろうし、伝わっていればこんな苦労しない!と思うかもしれませんが、怒られているとか褒められているぐらいの感情は伝わっているのではと考えます。
お迎え初日、不安でどうしたらいいかわからない人間の気持ちもきっと猫に伝わってしまっていたのではないかと思います。
猫が安心できるように、「ずっと一緒にいようね」や「うちに来てくれてありがとう」など、感謝の言葉やポジティブな言葉を日常的に発するようにしています。
言葉の意味が伝わっているかどうかはさておき、話すトーンなどで感情は伝わって、少しは精神安定に繋がったのではと思っています。
耳栓をつけて鳴き声を小さくする
これは猫にではなくもう人間側が対策してしまおうということです。
特に夜寝るときにずっと鳴いてると、さすがに鳴き声で寝られない…と寝不足になってしまうこともあるかと思います。
夜遅くまで遊んだりするのも限界があるはず。
そんな時はもう耳栓で塞いでしまうのです。
全く聞こえなくなるわけではないのですが、かなり遠くで鳴いてるな…ぐらいにはなります。
私はマックスピローという耳栓を使っています。
夜も交通量の多い場所なので寝るとき使っていたのですが、猫の鳴き声にも効果ありでした。
対処法として効果が感じられなかったこと
精神安定的なサプリメントも見つけたので買ってみて、毎日ご飯と一緒に食べてもらっていましたが、特に変わった様子はありませんでした。
レビューでは改善されたなどのコメントも見かけたので猫によるかと思うのですが、値段も安いわけではないのでお勧めできるかは微妙です。(しかもちょっとフンが緩くなりました)
マタタビスプレーも最初は効果があると思ったのですが、慣れてくるとだめでした。
保護猫がずっと鳴いてる理由は?鳴きやまない場合の対処法を解説【まとめ】
最後に私の飼っている猫はお迎えしてから1年以上経ちましたが、現在も全く鳴かないというわけではありません。
個体差はあると思いますが、人間と生活しているうえで、何かしらコミュニケーションをとりたくて鳴いてる猫は多いと思います。
ただ、最初のように鳴き叫ぶようなことやずっと鳴いてることは無くなりました。
私のように初めて猫を飼う人にとっては雄叫びのような鳴き声がずっと続くのか…と不安になる方もいるかもしれませんが、猫も人間の生活に合わせようとしてくれます。
日頃のお世話や環境作りが認められているような気がして、嬉しいことや楽しいことも沢山あるはず。
そして気づいたら全て猫ファースト。
一緒に猫ライフを楽しみましょう。