チンチラはストレスに弱い動物です。
日中は静かに寝たいのに物音がうるさかったり、運動不足になっていたり、室温が適温でなかったりするとチンチラはストレスを感じてしまいます。
今回は、チンチラのストレス行動について解説していきます。
チンチラはストレスを感じるとどんな行動をするのか調べていきたいと思います。
チンチラは飼うのに難しい動物ともいわれておりますので、チンチラがどのようなサインを出すのか、鳴くことはあるのか、早めに気づいて解消法はどうしたらいいのか見ていきましょう。
チンチラのストレス行動やサインはある?
チンチラはストレスを感じると、足をジタバタする行動をしたり、動きが鈍くなることがあります。
食欲不振・軟便・ぐったりなどの症状も見られます。
また、「ギャーギャー」「ギャッギャッ」「グーグー」と擬音系の鳴き声で鳴くこともあります。
チンチラは訴えることが少なく、耐える事があるらしいので普段からストレス行動やサインに注意して健康観察をしてあげてください。
チンチラのストレス解消法はある?
チンチラはげっ歯類なので、前歯が伸びすぎると噛み合わせが悪くなり餌を食べにくくなります。
固いおもちゃや、かじり棒を与えて歯が削れるようにしましょう。
かじることで、ストテスが解消されます。
ジャンプ力もあり1mほどジャンプしますので、部屋んぽの広さはチンチラがジャンプして楽しめるスペースがあるとよいでしょう。
チンチラにストレスを与えない飼い方は?
日中は静かにしておきましょう。
チンチラは夜行性なので、日中はほとんど寝ています。
人間でも気持ちよく寝ているのに、急に起こされたら気分はよくないですよね。
チンチラも他の動物も同じです。
寝ているのにかわいいからといって撫ですぎないようにしましょう。
狭くて隠れられる巣箱も用意して、ゆっくりできる場所をケージの中に作ってあげてください。
撫でた時にびっくりして「ギャー」など擬音系の鳴き方をした場合はそっとしておいてあげましょう。
そして、ケージの近くにテレビなどの電気機器も置かないようにしましょう。
日中寝ているのにテレビの音や電子音が聞こえるとストレスを感じるので、電気機器の近くにケージを置くのはやめましょう。
それから、かわいいからとジーっと見つめすぎるのもストレスを感じるそうです。
チンチラと適度な距離感でいてあげましょう。
ストレスを感じない温度と湿度は?
室温と湿度に気をつけましょう。
涼しい環境に生息しているチンチラなので、ある程度の寒さには慣れていますが、暑いところには慣れていません。
室温は10℃~20℃、湿度は50%以下が適温といわれております。
暑いと熱中症や脱水症状になります。
湿度が高いと密度のある毛が湿気を含みチンチラの体が重くなってしまい、動きが鈍くなり、ストレスとなります。
チンチラの行動をみて遅いなと思ったら、室温の確認・調整をしてみましょう。
チンチラの毛並みをきれいにするために、砂浴びもさせてあげましょう。
シャンプーはしてはいけません。
体が濡れることも、毛が重くなってストレスになります。
濡れた場合はタオルドライで乾かしましょう。
皮膚に届くほどの水濡れはNGです。
濡れたからといいって、ドライヤーをしてしまうとドライヤーの音にストレスを感じてしまいます。
ケージをかえたりすることも環境が変わったとチンチラが思い、ストレスを感じることもありますので、ケージをかえた後は、チンチラが新しいケージに慣れるまで様子を見てみてください。
運動不足もストレスの要因に!
チンチラの運動はケージの中だけだと足りません。
夜行性で動きが活発になる夜に部屋んぽを少なくても5分~10分はさせてあげてください。
運動不足になると、機嫌が悪くなり、「ぷうぷう」と鳴いて足をバタバタさせる行動をするようになるそうです。
ジャンプもする動物なので、ある程度広いスペースで部屋んぽをさせてあげてください。
サークルなどで部屋を区切って、部屋んぽスペースを作ってあげるのもおすすめです。
チンチラが隙間に入る事もないと思いますし、安全に部屋んぽができると思います。
ケージに戻す時は必要以上に追いかけないようにしましょう。
追いかけ回す事もストレスになります。
なかなか抱っこできない場合はサークルで少しずつスペースを狭くしていき、ケージに促しましょう。
もしくは、ケージの中におやつを置いて自然とケージに入るのを待ってみましょう。
ケージの中には、必ず体に合う回し車を置きましょう。
小さいと回りずらいですし、腰を痛めたりケージの中で運動ができずストレスの原因になります。
チンチラのストレス行動やサインはある?原因と対処法を解説【まとめ】
日中は大きな音や騒音に気をつけて、撫でる時は撫ですぎに注意して、抱っこするときはびっくりさせないようにそっと手に乗ってくれるまで待ちましょう。
ケージに戻す時に、なかなかケージに戻ってくれないと追い掛け回さないようにして、自然とケージに戻るように誘導しましょう。
チンチラは飼うには難しいともいわれる動物です。
チンチラが快適に過ごせるようにお家の環境に整えてあげましょう。
環境や飼い主に慣れると、甘えたような鳴き声で飼い主を呼んだり、チンチラから近づいてきてくれます。
こまめに、チンチラの健康状態をチェックしてチンチラのストレス行動をみてあげましょう。