数多くある犬種の中で賢い犬NO.1と言われるボーダーコリー。
毛色は白と黒の子を最初にイメージするかと思いますが、毛色は意外と種類があります。
中でもブルーマールといわれるブレーに黒のブチ模様が入っている希少な毛色の子がいます。
この毛色のボーダーコリーも人気が高いです。
ですが、ボーダーコリーのブルーマールは病気にかかりやすいともいわれています。
どんな事に気をつけなければいけないのか注意点などを調べていきたいと思います。
ブルーマールの見た目で価格が左右されることもあり、高額で取引される子もいます。
遺伝子の問題でブルーマールの毛色になるようなので、その特徴を詳しくみていきましょう。
ボーダーコリーのブルーマールの特徴
マール因子というものが遺伝子にあることによってブルーマールは生まれます。
マール遺伝子といわれるマール因子というものはメラニン細胞が胎生期に正常に分配されなかった事で引きおこすものといわれています。
ということは遺伝子が特殊であり、色素が薄い毛並みになったり、目の色に違いがある子が生まれるということになります。
このマール遺伝子によって病気をもっていたり障害をもって生まれてくる確率が高くなるようです。
希少な毛色で高額で取引される場合がありますが、病気にかかるリスクが高いので、ブルーマールを飼いたいと思っている方は、これからの先の病気のリスクとも向き合っていかなければなりません。
珍しい毛色とだけ思って飼ってしまい、のちにわかる病気や障害で手放すことがないようにしましょう。
我が子と迎えたのであれば、責任をもって育てていきましょう。
部分的に色素が薄い毛色だけなら病気のリスクは回避できるかもしれませんが、身体機能に異常がおよぶ場合がありますので、難聴になってしまう事もあるようです。
目が見えなくなってしまったり、体の中の疾患にかかってしまう事もあるそうなので、他の個体より手厚くサポートしてあげる事が必要になる場合があります。
ボーダーコリーのブルーマールは病気にかかりやすい?
難聴や視力低下・失明の他にも、内臓疾患をもつ事が多いと思いますので、健康管理には特に気をつけましょう。
ボーダーコリー全般でかかりやすい病気は関節炎や皮膚疾患、股関節形成不全があるようです。
身体能力が高く、頭のいい犬種ですが、いつ病気になるはわかりません。
ブルーマールは特に健康チェックをして、呼んだ時にいつもより反応が悪かったり、歩いていて、物や壁によくぶつかるような事がみられた時は迷わずにすぐ獣医さんに診てもらいましょう。
早期発見は早期治療です。
飼い主も愛犬も安心できるかと思います。
ボーダーコリー全般において、足や目の病気には注意しましょう。
飼う前に気をつけなければいけないことは?
遺伝子が特殊なので、飼う前にペットショップやブリーダーに、どんな子なのか、どんな事に気をつけなくてはいけないのか、生まれつき悪いところがないのかなど確認しましょう。
また、育成方針のアドバイスをもらいましょう。
いろんな条件・リクスを考えたうえで、ブルーマールを迎え入れるようにしましょう。
特に両親共ブルーマールだった場合はリクスが高まります。
希少な毛色だけにこだわった繁殖といえますので、あまり推奨できない繁殖とも言われています。
人間の欲だけのブルーマール同士の繁殖は避けましょう。
今ではブルーマール同士の繁殖は禁忌されているようなので、飼う際にはどんなペットショップなのか、どんなブリーダーなのか確認してみましょう。
自然にまかせて生まれた子なら神秘的でどこかオオカミ犬のように見えてかっこいい毛色かと思います。
身体的に疾患がない子は丈夫だったりしますので、最高の出会いとお迎えをして、最後まで一緒にいてあげてください。
ボーダーコリーのブルーマールは病気にかかりやすい?気おつけることは?【まとめ】
他の犬にはない魅力のあるブルーマールですが、それだけ希少で、奇形があったり、病気や疾患にかかりやすい毛色です。
飼う時にはどんなことがあっても最後まで面倒をみるようにしましょう。
命あるもの、どの動物でも飼うと決めたら、寿命まで一緒にいることは当たり前に思う事かもしれませんが、ブルーマールは特に手厚くサポートしてあげましょう。
他の犬種でもブルーマールカラーの子がいます。
ボーダーコリー同様、どんな子なのか確認して、飼うことを決めましょう。
運動神経抜群の犬種のボーダーコリーですが過度な運動は関節など痛めますので気をつけましょう。
どんな犬種も飼い主との信頼関係が強くなれば、どんな時でもそばにいられると思います。
人間より寿命は短いですが、10年は一緒に過ごします。
たくさん楽しく一緒に過ごせるように環境を整えてあげましょう。
少しでもいつもより動きが違うと思ったら迷わず病院へいくようにしましょう。
年に1回、健康診断ができるとよいかと思います。
他の犬種でもブルーマール系の繁殖は避けているようです。
珍しい毛色なので目をひくかもしれませんが、飼う事はリスクが高いということを頭においておきましょう。