小型犬の平均寿命は13歳前後と言われていますが、医療やドッグフードなどが良くなってきているので、平気寿命がのびているという話しも聞きます。
ですが、6歳を過ぎたあたりからシニア犬と呼ばれるようになります。
私も初代ボストンテリアが10歳になった頃、あと何年一緒にいられるのかな?と思うようになりました。
6歳は人間でいうと働き盛りの40代。
10歳は人間でいうと定年をむかえる60代。
そう考えると人間でも健康に関する話しが話題になりますよね。
犬の寿命は人間より短いです。
愛犬にも同じように老化にむけて、健康に気をつけるようになります。
今回は、ボストンテリアの老化のサインや、愛犬のために心がける事、注意点を解説していきます。
何年たっても元気なボストンテリアですが、ちょっとした変化にも気づいてあげられるように一緒に考えていきたいと思います。
ボストンテリアの老化のサインは?
私の初代ボストンテリアは仕事から帰ると、ジャンピング抱っこで熱烈な「おかえり」をしてくれていました。
私はふと、思いました。
「このジャンプしなくなったら、年とった証拠になるのかなー」と。
年を重ねるごとに、「なんかテンション落ち着いてるなー」と思うようにもなってきました。
ちょっとした事でも老化のサインになりますので、少しでも「あれ?今日どうした?」と思うような事があったら、動きの観察をしてみてください。
見た目でわかるのが、人間もある白髪です。
目のまわりのなどの黒い毛の部分に白い毛が出るようになります。
そして、毛のツヤも減り、ツルツルよりどこかゴワゴワしてくるようになります。
私は体を撫でながら「年とったねー」とささやくようになっていました。
あとは寝ている時間がいつもより長く感じたり、走りまわる頻度が減ったりすると、いつもり落ち着いているように見えると思います。
ある時「あれ?」「ん?」とふと思うようになりますので、6歳を過ぎた頃から少しずつ、いつもより違う目線で愛犬の日常の観察をしてみてください。
老化を感じたら?食事と運動量の注意点
テンション高めのボストンテリアなので、シニア犬になっても、「まだまだ現役!」というような動きをするかと思います。
そんな時は飼い主が「待て」や「ちょっと休憩」というように声をかけて、体を休ませてあげてください。
個体差はありますが、日々体調の変化に気づいてあげてください。
常に一緒にいると気づかない事もあり、実家に帰省した家族などから「あれ?なんか老けたんじゃない?」とか「あれ?やつれてない?」なんて言われる事もありますので、そういう事にも耳を傾けて、食事や運動に気をつけてあげてください。
食事はシニアになっても食欲旺盛です。
ガツガツ食べます。
なので、年齢がシニア犬という事にかかわらず、ドライフードからウェットフードなどのやわらかいものに切り替えるタイミングを注意して見てあげてください。
ドッグフードは年齢で分けられて販売されています。
7歳以上や10歳以上、13歳以上など表記されていますので年齢に合わせて購入してください。
今までのドッグフードに新しいドッグフードを徐々に混ぜて、シニア用のドッグフードに切り替えていってください。
そして、だんだん食べるスピードが落ちたり、ドライフードが飲み込みにくそうと思ったら、少しずつウェットフードを混ぜて切り替えるか、ドライフードをふやかして与えてください。
散歩はいつものコースを歩いていたとしても、スタスタ歩く間隔がゆっくりめだったり、途中まで行って、「あと歩かない」のように止まることがあります。
また、息があがるようにコクンコクンとうなずいているように見えたりする場合があります。
そんな時は無理をしないで、「今日はここまでにしようか」と帰るようにしてください。
調子がいい日はいつものように歩く時がありますので、そんな時は「今日は歩けたねー。よかったねー」とほめてあげてください。
ボストンテリアが老後に長生きするには?
元々、アレルギー気質や短頭犬なので呼吸系、目が大きいので目の病気などが気をつけなければいけない事です。
ですが、シニアになると白内障や足腰が弱くなったりするので、1年に1回の定期検診や犬の保健に入っている方はシニア向けに切り替えるなどがおすすめです。
イビキがすごい犬種なので、イビキがいつもり苦しそうな時や口をハカハカさせてイビキをかいていたりしたら動物病院で受診してみてください。
気になる症状がある場合はその光景を動画に撮って、動物病院で見せてみるのもわかりやすくて、伝わりやすいかと思います。
排泄物もいつもり臭いや色が気になる場合はお弁当用のしょうゆさしや綿棒などでとって、動物病院に持参して検査してもらってください。
病院に行く回数が増える事になるかと思いますが、食事・運動に気をつけて、定期的な受診をすることは長生きの秘訣になるかと思います。
ボストンテリアの老化のサインは?愛犬のために心がける事は?【まとめ】
私が飼っていた初代ボストンテリアは12歳で虹の橋を渡りました。
シニア犬になって年々少しずつ、その日を覚悟していたつもりでもいざその日をむかえたら、自分でも思っていなかたったようなロス感を味わいました。
いわゆる「ペットロス」です。
いまでも思い出すと目がうるみます。
初めて飼った犬でいつもそばにいてくれた我が子。
「あれ?なんかおかしいな」と思うようになってから徐々に衰えを感じるようになりました。
段差がない、駆け足しだけなのによろけて転んでしまったり、ご飯を食べるスピードが落ちたり、色んな変化が目に見えてわかるようになってきました。
いつも一緒に寝ていて、誕生日を迎えて一週間後に私に添い寝したまま旅立っていきました。
幸いな事といえば、長く苦しむ事なく私のそばで眠るように旅立ってくれた事です。
「最後までそばにいてくれて、ありがとう。私のところに来てくれて、ありがとう」
と感謝の思いをたくさん伝えました。
甘えん坊で寂しがり屋とも言われるボストンテリアですが、飼い主も同じタイプの方ですと無理だとは思いますが、ペットロスにお気をつけください。
愛犬の老化を感じたら、食事・運動に気を付けて気になることがあれば受診をしてください。
飼い主の心構えを少しずつしていかなければなりません。
最後まで愛犬とたくさんの幸せな時間をお過ごしください。