小柄で純白の毛並みが特徴的なマルチーズ。
その可愛らしい外見にペットショップで一目惚れ!
という人も多いでしょう。
しかしマルチーズは小さい身体とは裏腹に気が強い一面もあり、一歩間違えると凶暴化してしまう…。
なんてケースもあります。
「こんなに言う事を聞かないんじゃ、いっそ手放してしまおうか…」
そんな事考えたくもありませんよね。
そうなる前に!
今回はマルチーズが凶暴化してしまう原因や対策、凶暴化しないためのしつけ方、穏やかに育てるコツを徹底解説します!
マルチーズが凶暴化する原因は?
病気や怪我
「あんなに大人しかったのに、急に凶暴になった!」
そんな場合は、もしかしたらどこか体調が悪いのかもしれません。
痛みや不快感を感じている場合、犬は攻撃的になることがあります。
急に噛みつくようになった、などといった行動が増えたら獣医師にみてもらいましょう。
人間の見た目には分からずに怪我をしていた、などという場合も考えられます。
甘やかしすぎかも?
ペットのマルチーズが凶暴化してしまう原因のひとつに、飼い主の甘やかしすぎが挙げられます。
特に小型犬は見た目の可愛さから強く叱れない飼い主さんも多く、犬がワガママに育ってしまうケースもあります。
また中途半端にしつけをすると、犬がやっていい事と悪い事が判断しづらくなり、要求吠えや警戒吠えが増え、凶暴化につながります。
叱るときはビシッと叱り、よくできた時には愛情を惜しまず褒めてあげることが重要になります。
マルチーズの性格と特徴
基本的に穏やかな性格のマルチーズですが、実は警戒心がとても強い犬種です。
見知らぬ人や犬が近づいてきたら『自分のテリトリーに入ってこないで!』と吠えてしまう子もいます。
中には、インターホンが鳴っただけで警戒して吠える子も。
また強気で怖いもの知らず、というのもマルチーズの性格の一つです。
凶暴化の予防と対処法、対策
上下関係をハッキリさせておく
犬全般に言える事ですが、社会性が非常に強い生き物であり、社会性が不足していると凶暴化してしまう傾向があります。
マルチーズも社交的で愛される性格の犬種であり、飼い主や家族との強い結びつきを好みます。
基本的には穏やかで友好的な性格ですが、リーダーシップや上下関係に敏感な犬種でもあります。
「犬は勝手に人の言う事を聞く」と勘違いしてしつけを怠っていると、ワガママに育ってしまい『この人は吠えればなんでもしてくれるんだ!』と人間を見下すようになってしまいます。
そうならないためにも、なるべく若いうちからのしつけを徹底することが大切です。
社会化トレーニング
できるだけ外に連れて、周囲の環境に慣れさせる。
警戒心の強いマルチーズは、家族以外の人や他の犬には吠えてしまうことは前述しましたね。
少しでも警戒心を無くすためには社会化トレーニングが重要になってきます。
ドッグランなどに連れていってあげて、他の犬と慣らすトレーニングをしましょう。
もちろん最初のうちはおっかなびっくりだと思いますが、徐々に慣らすことで穏やかで安定した性格を確立できるでしょう。
専門家に相談
いろいろ試したけど、どうしてもしつけが難しい場合は、獣医さんやドッグトレーナーに相談してみましょう!
人間と同じように犬にも個体差があり、素直な子もいれば、なかなか言う事を聞いてくれない子もいます。
自己流のしつけが上手くいかない時は、1人で悩まずに周囲の専門家やしつけ教室に通ってみるのも一つの手です。
最近ではオンラインしつけ教室も開催されているので、ぜひ飼い犬のスタイルにあわせた教室を探してみてくださいね!
マルチーズが凶暴化!?今からでも遅くない、穏やかにする秘訣とは?【まとめ】
いかがでしょうか?
今回はマルチーズの凶暴化とその対策について解説しました。
若いころからのしつけやトレーニングが何よりも重要になりますが、時間をかけて根気よくしつけをすれば、成犬になってからでも改善が期待できます。
何よりも「言う事を聞かないから引き取ってもらう」という飼い主の勝手な理由で手放すことは、決して許されることではありません。
飼い犬に合ったしつけやトレーニング方法をよく学び、難しい場合は獣医やトレーナーのアドバイスを受けながら愛情をもって接すれば、ペットと飼い主、共に幸せになれるでしょう!