犬は一緒に暮らしていく家族同様の存在です。
その家族がどんな性格をしている犬種なのか知っておくことは、お互い快適に暮らしていくためにとっても重要なことですよね。
一緒に暮らすうえで最も重要と言っては過言ではない「吠え」について。
ペットに関するご近所トラブルで、騒音は相談件数が上位にくる問題です。
今回は、マルチーズの性格と吠える時の対処方法やしつけ方を解説していきます。
しっかりとしつけを行って、人もマルチーズも快適に生活できるようにしていきましょう。
マルチーズの性格は?
犬種の性格を知る上で、どのような品種改良がくわえられてきたのかを知ることはとても大切です。
マルチーズは世界最古の小型犬と言われており、紀元前300年ごろには飼育されている記録がしっかりと残されています。
長い歴史の中で、ずっと人から愛でられることを目的とされた犬ということです。
さらにイギリスでは、貴族が「抱き犬」スタイルで愛でていました。
このことから、マルチーズは人に慣れやすく、しつけもしやすいと考えられます。
現代の日本で、とても飼育しやすい種類であることと言えるでしょう。
マルチーズはよく吠えるの?
先ほど前述した通り、元から愛玩犬のため、狩猟時に吠えるような訓練をされてきた犬ではありません。
そのため、狩猟犬のようには吠えることは少ないでしょう。
しかし、警戒心や要求による吠えは出てしまうかもしれません。
インターホンや掃除機、配達員の人に対して、警戒して吠える、「警戒吠え」
構って欲しい時や、食べ物をねだる「要求吠え」
続くととても暮らしにくくなりますので、予防と対処法についてご説明します。
警戒吠えの予防・対処方法は?
犬は、自分の苦手な記憶があるもの、自分のテリトリーを犯すものに吠えます。
言い換えれば、苦手なものがない、テリトリーを犯すものがいなければ警戒して吠えることは少なくなるということです。
苦手なものを好きにすることは、非常に難しいことです。
しかし、良いことがあるから「我慢できる」状態にはする可能性があります。
例えば、掃除機が苦手な場合は下記の手順で慣れてもらいましょう。
①どのタイミングの掃除機が怖いのか、吠えるのか確認します。
②Ex)掃除機自体、手に持っている掃除機、電源ONの時の掃除機、動きがある掃除機…
苦手な状態が分かったら、その一段階前から始めます。
③掃除機の近くに近寄る(電源OFF)
④掃除機を持つ(電源OFF)
⑤動かしてみる(電源OFF)
⑥電源ON(弱)にして②からもう一度。
それぞれの工程で、掃除機に吠えないときに褒めます(おやつ、褒め言葉)。
ペースト状のおやつを掃除機に塗るなどして行うと与えやすいと思います。
今回は掃除機の例を挙げましたが、他に苦手なものでも小さい刺激から慣れてもらうと受け入れやすいでしょう。
要求吠えの予防と対策は?
要求吠えの対処法として最も大切なのは、吠えているときに構わないことです。
吠えて要求が通ってしまうと、さらにエスカレートしていきます。
飼い主さんができる対応としては、下記のような対策があります。
●その場から離れる。
●吠えるきっかけを与えない。リードを持ったら散歩といったようないつもの流れを作らない。
●コマンドをかけて気をそらす。
それぞれ静かになったら褒めてあげましょう。
マルチーズの性格と吠える時の対処方法!どうやってしつけたらいいの?【まとめ】
いかがだったでしょうか?
今回は、マルチーズの性格と吠える時のしつけについてご紹介しました。
マルチーズの性格は、人に慣れやすく、しつけもしやすいです。
吠えについては、「警戒吠え」「要求吠え」があります。
警戒吠えでは、苦手な部分を見極めて、段階を分けて慣れさせていきます。
要求吠えでは、吠えている時に構わないこと。
吠えるきっかけを与えないことが大切です。
今回の内容を少し取り入れるだけでも、マルチーズとの生活はしやすいものになると思います。
是非実践してみてください。