日本のみならず海外でも高い人気を誇っている柴犬。
日本でも全国各地、雪国なんかでも多く飼われている印象です。
寒さに強いとされている柴犬ですが、防寒目的での服はいらないのでしょうか。
柴犬を初めて飼い始めた方の中には「服を着せるとストレスになるのでは？」「そもそも寒くないの？」なんて疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな疑問を柴犬の性格と、実際に柴犬を飼ってみて感じた経験をもとに解説します。
柴犬の被毛はあったか構造
柴犬はオーバーコートとアンダーコートのダブルコートと言われる二重構造の被毛になっており、寒さには強いとされています。
オーバーコートは外部の刺激や紫外線などから守る役割、アンダーコートは体温調節などの役割を担っています。
ダブルコートであることで、換毛期には抜け毛がとても多く大変であることが有名です。
換毛期は１日中ずっと掃除機をかけている気がする、なんて飼い主さんもいるのではないでしょうか。
ダブルコートであることから防寒用の服はいらないとされていますし、真冬でも防寒着を着てお散歩をしている柴犬に遭遇することは滅多にない印象です。
冬真っ只中なのに換毛期？！こんなときは防寒着が必要！
あったか構造で服はいらないとされている柴犬ですが、防寒着がどうしても必要となってくる時があります。
近年はSNSを見ていても室内で飼われている柴犬がとても多いように感じます。
室内で飼っているのならなおさら服はいらないのでは？と思いますが、室内で飼っているといつも室温が一定で四季が感じられにくく、変な時期に換毛期が始まってしまったなんてことが時々あるそうです。
寒さに強い柴犬とはいえ寒いのが好き！というわけではなく、日向ぼっこや毛布の上でお昼寝することが大好きです。
なので、真冬にこたつでぬくぬくしていたばっかりに真冬に換毛期が始まってしまった！なんてこともあったりするようです。
まだまだ冬は終わらないのに我が家の愛犬は勝手に春仕様…朝夕の散歩に行かないといけないのに風邪をひいてしまうのでは…と心配になりますよね。
いつも元気いっぱいに見えるワンちゃんも、真冬に夏毛になってしまったらやはり寒いと思いますし、もちろん風邪をひいたりお腹を壊してしまうこともあります。
そんな時は外に出るときだけでも防寒になるような服を着せてあげるのがいいかもしれません。
柴犬にとって服を着せることはストレス？
とはいえ柴犬は他の小型犬に比べると服を着せられているのを見かけることも少なく、嫌がる子が多い印象です。
我が家の柴犬も服を着せられることは大嫌いで、着せられた日には不満が顔から滲み出て、その場から1歩も歩かなくなります。
お腹の調子が悪そうな日やすごく冷え込んだ朝なんかにしか服は着せていないんですが、犬にとってはありがた迷惑なようです。
犬を飼っていると人間の言葉を話せないので、実際はどうなんだろうと思うことが多々あると思いますが、ありがたいことに柴犬は嫌なことに対しての感情表現がとっても素直でわかりやすいです。
服を着せられることに抵抗したり、着せたあと、我が家のように動かなくなる、なんか顔が不機嫌そう…なんて時はストレスになっている恐れがあります。
嫌がるワンちゃんの場合、前述のようなやむを得ない時以外は無理強いせずにワンちゃんの気持ちを優先させてあげる方が良さそうです。
柴犬には服いらない？特徴と防寒着の必要性を徹底解説！【まとめ】
柴犬の被毛についてや、自分の経験などをもとに防寒着の必要性についてお話しましたが、防寒着が必要か否かは愛犬の状況と性格によって判断していただくことが大切かと思います。
「柴犬は服がいらないらしいから着せなくても大丈夫」や、逆に「きっと柴犬とはいえ寒いはず！服を着せてあげなきゃ」といった思い込みや決めつけからの行動は愛犬にとって大きなストレスになってしまうかもしれません。
人間の言葉を話せない犬が相手だからこそ、愛犬の細かな表情や行動、日々の様子から愛犬の気持ちを汲み取り、寄り添うことで良い信頼関係を築くことができると思います。
是非、愛犬の様子をよく観察してその時にその子に合ったベストな対応をしていただけたらと思います。
