柴犬の散歩は一日何回行けばいいのでしょうか?
飼い主さんによっては、朝と晩で二回行っている人もいるようです。
一日一回ではダメなのでしょうか?
そもそも毎日散歩に行かなければいけないのでしょうか?
そんな疑問を持っている人もいると思います。
それに、散歩にかける時間や距離もよくわからないと思います。
飼い主さんも疲れるし時間もあまりかけたくない人もいると思います。
時間を長くすれば、柴犬は散歩が一日一回でも満足できるのでしょうか?
ここでは、柴犬のおすすめの散歩の仕方や目的を解説していきたいと思います。
柴犬の散歩=トイレの時間になってませんか?
柴犬のトイレは散歩中にさせる、散歩=トイレなどの考え方が以前からありましたが、今は飼い主のしつけの意識が高かったり、散歩に時間を割くことができない飼い主さんがいたりして、柴犬のトイレに関する考え方が変わってきました。
人でもトイレを我慢すれば体を悪くします、柴犬も同じです。
散歩に行くまでトイレに行けないとどうなるか、改めて考えてみてください。
まずは、室内かお庭かベランダでもいいので、根気よくトイレのトレーニングをしてみるのも、柴犬にとっても飼い主さんにとっても楽で安心な生活に変わるのではないでしょうか。
柴犬は排泄する時、他の犬種と違った行動をとることがあります。
ケージの中のトイレで排泄しなかったり、室内でも角の方で排泄したりする場合があります。
野生時代の影響で、自分の寝床としている場所で排泄すると敵に見つかってしまったり、寝床を汚したくないという習性からこのような行動をとるようです。
こういう行動を利用してトイレの設置場所を決めたり、トイレトレーニングに利用すれば柴犬にとっても飼い主さんにとっても気持ちの良い生活を送ることができると思います。
柴犬の散歩は一日一回ではダメなの?回数・時間・距離は決めるべき?
まず最初に、柴犬の一日の散歩の回数・時間・距離などはしっかり決めなくていいと私は思います。
柴犬の散歩の回数・時間・距離がどれだけ必要か、ネット上ではいろんな回答があり、どれが本当に良い情報かわかりません。
あくまで参考にする程度で、まずは自分の柴犬の体調や気分、飼い主さんの予定やその日の天候などいろんな事情がありますので、それを考慮してからその日毎に決めてもいいと思います。
柴犬の散歩を『量』より『質』重視に!
柴犬の散歩がトイレさせる時間になっていた飼い主さんや散歩の回数・時間・距離に疑問を抱いていた飼い主さんなど、もし柴犬の散歩を見直したいと思っていたら、今こそ柴犬の散歩を『量』より『質』を重視してみませんか?
例えばこのようなことが挙げられます。
・散歩コースを毎日変えてみる
・散歩に行く時間帯を変えてみる
・ドッグランに行く日を作る
例えば散歩中に取り入れてみてもいいこと
・柴犬の欲求を満たす(他の犬の臭いを嗅ぐ、自分の臭いをつける)
・他の犬との交流(散歩中の近所の犬やドッグランを利用している他の犬など)
・リーダーウォークでリズミカルに歩く
・歩きながら柴犬に時々声をかけてあげる
・途中休憩して柴犬の体を撫でてあげる
試しに何日間か続けてみて、散歩が終わったあと柴犬の顔や雰囲気を確認してみてください。
心地よく疲れていたり、満足そうな表情をしていたら、質重視の散歩でもあなたの柴犬は十分満足するということです。
柴犬の散歩を一日一回もいけなかった時のおすすめの対策法
雨の日や飼い主さんがどうしても忙しくて一日一回も散歩に時間が取れない日などは、柴犬の気分転換やストレス発散のために室内遊びをおすすめします。
大前提、柴犬が散歩に行く時間を覚えていたり、リードを触ると興奮するような柴犬は、先に質重視の散歩に切り替えてからのほうがいいかもしれません。
例えば…
・ボール遊び(運動不足解消、広めの部屋や滑りにくい床の上で行う)
・引っ張り遊び(ストレス発散、滑りにくい床の上で行う)
・ノーズワーク(おやつやフードを隠して探す今話題の知育玩具、ひとり遊びにも打ってつけ)
・グルーミング(飼い主さんとのコミニュケーション)
・しつけの練習(しつけ済みでも飼い主さんと行うことで作業欲求が満たされて満足する)
全て数十分程度で構わないと思います。
一日2〜3回程度柴犬と関わり、散歩せずとも満足するようなコミニュケーションを取りましょう。
柴犬の散歩は一日一回ではダメなの?!回数と時間や距離より質重視に!【まとめ】
散歩の時間を一日一回を長くすれば、また散歩の回数を増やせば柴犬が満足するとは限りません。
柴犬は満足せず飼い主さんは疲れ果て…なんてことが毎日続いたら散歩自体がストレスになりますし、満足していない柴犬もストレスが溜まります。
上記の質重視の散歩のような、ちょっとしたことで柴犬が散歩に満足すれば、飼い主さんにとっても良いことではないでしょうか。
ただ淡々と歩いているだけの散歩より、他の犬と挨拶したり、飼い主さんが体を撫でてあげたり、歩幅を合わせてリズミカルに歩いたり、時には室内で互いに楽しく遊ぶなどのコミニュケーションを重視した柴犬の散歩は、ある意味どんなしつけよりも飼い主さんと柴犬の絆を強くすると私は思います。