まるっとしたフォルムが魅力のジャンガリアンハムスター。
もっちりしていて可愛いですよね♪
ですが、彼らにも適正体重というものがあります。
どちらかというと肥満になりやすい傾向にあるジャンガリアンハムスター。
餌の量は体重の5%~10%程度と言われており、餌の量や内容が適切でないと逆に痩せすぎてしまう事もあります。
小さな体なので、肥満も痩せすぎも彼らにとっては即、命の危険にかかわることもあり要注意!
今回はそんなジャンガリアンハムスターの「平均体重」について解説します!
餌の種類と注意点、肥満と痩せすぎの対処法をご紹介していきます。
ジャンガリアンハムスターの平均体重はどれくらい?
ジャンガリアンハムスターは、和名をヒメキヌゲネズミといい、ヒメキヌゲネズミ属に属するネズミの一種です。
「小型のハムスター」を意味する「ドワーフハムスター」とも呼ばれ、長年ペットとして愛されています。
大きさは、体長(およそ鼻先から尾の付け根まで)約7.0cm~11.3cm、体重はオスが約39g~44g、メスが約32g~37gとされています。
似たようなフォルムの鶏卵と比較すると、SSサイズの鶏卵1個の重さが40g~46g未満と定義づけられているので、それよりも軽いんですね。
ということで、ジャンガリアンハムスターの平均体重はオスメスでの違いはあるものの、30g~45gあたりという事になります。
ジャンガリアンハムスターの餌の種類と注意点
ジャンガリアンハムスターは雑食性で、草や葉、種子、草の根などのほか、野生だと昆虫なども食べるようです。
ペットとしてのジャンガリアンハムスターには、たくさんの専用フードやおやつが販売されています。
種類が多すぎて迷っちゃいますよね。
おうちの子のお口やお腹に合った餌を与えるのが一番ですが、具体的にどんなものが良いのでしょう?
ペレット
ペレットとは穀物を粉末状にして栄養を加え、食べやすい大きさに加工した物を指し、基本的にはペレットだけで必要な栄養分を摂取できるように作られています。
ドッグフードやキャットフードなどでもおなじみで、年齢や体型などに合わせて種類も豊富です。
重要なのは「専用のペレットフードを買う」ことです。
同じハムスター仲間にゴールデンハムスターがいますが、ジャンガリアンハムスターとは大きさも必要な栄養素も全く違うので混同しないように注意しましょう!
そして、必ずパッケージの説明をよく読みましょう。
一日に与える量や原材料・添加物の有無などが詳しく書かれています。
また、成長期用、シニア用、ダイエット用など、年齢(月齢)や健康状態に合わせたペレットがあるので、おうちの子に合ったものを選びましょう。
美味しそうに食べてくれる姿は見ているこちらも嬉しくなりますが、既に肥満気味の子に高カロリーのペレットを与えてしまうのは危険です。
飼い主の責任として、好みだけでなく適切なペレットを根気よく与えてあげてくださいね。
野菜・果物など
水分をあまりとろうとしないハムスターにお勧めなのが、キャベツなど水分の多い野菜類です。
他にもニンジン、カボチャ、小松菜などもお勧めです。
いずれも生のまま与えられます。
果物もハムスターは大好き。
リンゴは水分と栄養の両方を摂ることができるので、元気や食欲がない時に与えると良いでしょう。
ただし種は有害なので取り除き、リンゴの表面をしっかり洗うか、念のため皮を剥いてあげる事をお勧めします。
ドライフルーツも良いですね。
絶対に与えてはいけない果物がアボカド。
下痢や嘔吐、呼吸困難などの中毒症状を引き起こす成分が含まれています。
野菜や果物などを与える際、くれぐれも与えすぎに注意してください。
これらは水分を多く含むため、与えすぎると下痢を引き起こしてしまいます。
小さなハムスターにとって下痢は大敵。
短時間で命にかかわる深刻な状況に陥ります。
また、果物・ドライフルーツは糖分も多く含み、肥満の原因となるので要注意!
種子、チーズ、煮干しなど
ペットショップにはヒマワリの種をはじめとする、多くの種子類が販売されています。
先述のペレットと合わせて「ミックスフード」という形で売られているものもありますね。
ジャンガリアンハムスターも種子類は大好きなのですが、最も与えすぎに気を付けたい食物の一つです。
特にヒマワリの種は脂肪分が多く、ジャンガリアンハムスターに与える場合は二日に一粒など、ごく少量にとどめておきましょう。
タンパク質やカルシウムの補給として、チーズや煮干しもお勧めです。
ただしこちらも与えすぎは禁物。
また人間用のものは塩分も多く含まれているので、ペット用のものを与えるようにしましょう。
他にも、歯が伸び続けるハムスターのための固いクッキーなど、飼い主の親心を誘惑する商品がたくさんあります。
適度に与える事はハムスターのストレス解消にもなりますが、種子・チーズ・煮干しも含むこれらの「おやつ」類は、当然主食のペレットよりも味が濃く、ハムスターにとっても美味しい食べ物です。
与えすぎると肥満になるだけでなく、主食を食べなくなる可能性が非常に高いのです。
そうなると栄養も偏り、適正体重を維持することが難しくなってしまいます。
人もハムスターも、おやつは「ほどほどに」しておきましょうね。
肥満と痩せすぎの対処法は?
一般的に太りやすい傾向にあるジャンガリアンハムスターですが、危険なのはむしろ痩せすぎている場合です。
太りすぎている場合、おおかたの原因は食べすぎなので、餌の量を減らす、ダイエットフードに変えるなどで対処できます。
(ただし急激な減量や変更はストレスを与えてしまい、狂暴化するなどの危険も伴うので注意!)
痩せすぎている場合は何らかの病気など、身体の不調が原因であることが考えられるので、餌を増やす前にその原因をつきとめないといけません。
全体に骨ばっていて、後ろから見た時、背骨にあたる部分が尖って見えたり、実際に触って背骨が感じられたら痩せすぎです。
また、全身の毛艶がなくなりパサパサした見た目になるなど、これらの症状がある場合、たいていの子は元気もありません。
加えて、お尻周りの毛が常に汚れていたり、湿っている場合は特に危険!
下痢が続いている可能性があるので、すぐに獣医さんで診てもらうことをお勧めします。
病気が原因でない場合はストレスを与えていないかなど、飼育環境を見直してみましょう。
ジャンガリアンハムスターの平均体重はどれくらい?肥満と痩せすぎの対処法【まとめ】
何時間見ていても飽きることのないジャンガリアンハムスター。
まんまるボディであればあるほどより可愛らしく見えるものですが、何よりも健康であればこそですよね。
平均体重は必ずしもすべてのジャンガリアンハムスターに当てはまるわけではありません。
あくまでも平均値として参考にしていただき、おうちの子のベストな体重、適切な餌の量を判断してください。