フトアゴヒゲトカゲが寝てばかり?!生体の特徴と飼育方法を解説

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フトアゴヒゲトカゲはとっても穏やかな性格です。

温かい石の上や木の上でずっしりお腹をつけて寝てばかりの姿はこちらもウトウトと眠気に襲われます。

しかしいつも寝てばかりだと心配になりますよね?

『こんなに寝てばかりで大丈夫?』の不安を解消していきましょう!

 

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目次

正しい飼い方のヒントは生息地域にあり

飼育動物の生息地を知る事はより快適な飼育環境を整えるヒントになります。

特徴を理解し正しい飼い方のヒントを見つけていきます。

フトアゴヒゲトカゲはもともとオーストラリアの日差しの強く、乾いた草地や荒地に生息する固有種です。

フトアゴヒゲトカゲの健康を維持するためには一定の日光浴、紫外線が必要です。

人口下で飼育するために特に必要な砂漠の太陽光を再現する必要があります。

そのために必要なバスキングライトと紫外線ライトです。

フトアゴヒゲトカゲに必要なカルシウムの吸収と体温保持をしてくれます。

そのほかに乾いた床材、岩場や流木。

冬場用に保温球やパネルシートが必要不可欠になります。

 

フトアゴヒゲトカゲが寝てばかり?!その実態は?

フトアゴヒゲトカゲの睡眠時間は10時間くらいです。

人間のようにまとまった睡眠時間を取るのではなくてこまめに寝たり起きたりしています。

昼行性の生物ですので、太陽の代わりになるバスキングライトを消すタイミングがフトアゴヒゲトカゲにとっての夜です。

その時に目を閉じ木や石の影にかくれて寝ています。

ご飯のあと、食べた物を消化するために目を閉じ寝ているような素振りをみせます。

日中、バスキングライトが着いている時間は目を閉じ日光浴をします。

1日観察していると一見、寝てばかりに見えますが代謝を良くし、食べたものの消化を促す為に仮眠を取っているので安心してください。

 

冬の時期を乗り越える飼育のポイント

日本の冬はフトアゴヒゲトカゲにとても寒過ぎます。

自然下のフトアゴヒゲトカゲは太陽の光をたっぷり浴びて生活をしています。

日光の光に含まれる紫外線はフトアゴヒゲトカゲの健康を維持するために必要不可欠です。

ケージ内の温度は一年を通して昼は28〜35度。夜は23〜25度が目安です。

紫外線ライト以外にも個体全体を温めるバスキングライト。

局所的に保温する保温球。

お腹を暖める為のケージの底を温める保温器具としてパネルシート。

電源を多く使いますので、ケージを置く場所には電源の事もしっかり考慮して下さい。

寒い冬の時期でも一定の温度を保てるように保温器具のメンテナンスもしっかりしましょう。

ライトは最低でも半年に1度は交換し紫外線照射量やワット数もフトアゴヒゲトカゲ対応の物を選びましょう。

 

冬眠による活動停止状態になる?!

フトアゴヒゲとかげは生後12ヶ月から18ヶ月くらいになると『冬の活動停止』状態になる個体がいます。

以下のような症状が表れると軽い冬眠状態ということになります。

 

・バスキングをしない
・ご飯を食べなくなる
・動きが鈍くなる

 

睡眠時間が長い冬の活動停止期間中のこの症状は、病気ではないので安心してください。

野生のフトアゴヒゲトカゲも冬になると活動停止します。

飼育下のフトアゴヒゲトカゲは繁殖させるなどを除いては冬に活動停止させる事はありません。

温度管理をしていても外気が下がることによりケージ内の温度が下がり活動停止になる事もあるようです。

活動停止状態を避けるためには室内の温度管理を徹底し暖房を使用するなどして室内温度も管理することをお勧めします。

 

フトアゴヒゲトカゲが寝てばかり?!生体の特徴と飼育方法を解説【まとめ】

フトアゴヒゲトカゲにとって寒さはとっても過酷な環境です。

温度管理や紫外線ライトのメンテナンスは快適な飼育環境を維持するためには必要不可欠です。

飼育環境は個体の様子を見てしっかり対応していきましょう。

また冬の活動停止期間中以外に、もしフトアゴヒゲトカゲがぐったりしてずっと動かず寝てばかりの場合はなにか病気が潜んでいる可能性があるので、早めに病院を受診してください。

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