フトアゴヒゲトカゲの仕草や表情や行動、そして魅力的な外見。
どこを見ても愛嬌が詰まっているフトアゴヒゲトカゲ。
国内外問わず世界中で愛されています。
フトアゴヒゲトカゲの行動や仕草がどんな意味があるのか?
そのことについて学ぶ事でより深く、そして長くフトアゴヒゲトカゲとお付き合いできるはずです。
フトアゴヒゲトカゲの行動
フトアゴヒゲトカゲは爬虫類の中でも表情や動きが特徴的で、それがまた愛嬌として爬虫類好きからは親しまれています。
そんなフトアゴヒゲトカゲの特に特徴的な行動とその理由について説明していきます。
フトアゴヒゲトカゲが口開けてる理由は?どんな時?
口を開けている姿は、どこか間抜けな表情でボーッとしていて思わずクスッと笑ってしまいます。
この口開けてる行動にはどんな意味があるのか。
またその行動はどんな時に口開けているのか。
その行動には意味があり理由があります。
体温調節
諸説色々な理由がありますが、一説によると体温調節です。
温かい空気を体内に取り込み体温を上げていると言われています。
フトアゴヒゲトカゲはこの行動をバスキング中に行います。
温度の高いところへ移動し口を開けたままにし、口開けてる事で喉を動かし呼吸をして口から肺へと空気を入れます。
飼育下の中でケージ内の温度が高すぎて、勾配温度がしっかり設けられていない時もこの様に口を開けていることもあります。
長時間、大きく口開けてる場合は熱中症を起こし突然死する場合があります。
この場合は速やかにレイアウトを変えて、日陰を作り温度勾配をつけ管理を見直しましょう。
日中の温度が24度から29度の日陰の場所を作る事は快適に生活する為に重要です。
飼育環境に問題がないのに息を吐き、口開けてる行動や時に呼吸器感染症や寄生虫感染している可能性もあります。
その場合は直ちに爬虫類専門医へ受診しましょう。
威嚇
もう一つの理由は、『威嚇』です。
おっとりとした性格のフトアゴヒゲトカゲは滅多に噛んだり威嚇する事はありませんが、まれに口を開けている状態で、喉を膨らませ、身体を平たくし、自分を大きく見せ威嚇します。
ハンドリングをする際など、威嚇する様な事があればフトアゴヒゲトカゲが落ち着くまで無理はせず様子をみましょう。
なかなか自分でフトアゴヒゲトカゲの口の中を開けてチェックは難しいので、フトアゴヒゲトカゲが口を開けている状態の時に口の中の異常がないかを確認したり、スポイトでお水を飲ませたり、フトアゴヒゲトカゲの体調に異変がないかなどの日常的に健康チェックをしていきましょう。
爬虫類は病気の症状が出てからでは命取りになる病気がたくさんあります。
そしてそれらの異変は爬虫類などの小さな生き物は気付きにくいです。
日頃の健康チェックは、異変などに気づき適切な処置が速やかにできる可能性があります。
フトアゴヒゲトカゲが舌を出す理由は?どんな時?
フトアゴヒゲトカゲは舌を出す行動は餌を捕食する為にします。
舌には粘着性があり餌を舌に吸着させ口の中に運び入れます。
口の中には小さな細かい歯があります。
噛まれてもさほど痛くありません。
舌を出す行動をした時に粘着性が糸を引く位あるようなら、そのフトアゴヒゲトカゲは脱水症状の疑いが見られますので、積極的に水を与えましょう。
フトアゴヒゲトカゲが口開けてる理由は?舌を出す理由は?どんな時?!【まとめ】
フトアゴヒゲトカゲの口を開けている姿や舌を出す仕草、顔の表情が可愛くてとっても魅力的な可愛いくペットとしてとても人気です。
フトアゴヒゲトカゲがどんな時にどの様な仕草し、その意味を知る事でより良い飼育環境が整います。
バスキングスポットでフトアゴヒゲトカゲが口を開けている時は、身体の中に温かい空気を送り込み体内温度を上げている事が多いです。
バスキングスポットを離れたところで口を開けている時は体の温度を下げている時です。
暑いとき、身体を温める時など口を開けているのにはその時々でちゃんと理由があり、口を開けたり閉じたりする事で体温調節をしているのですね。
ケージの中の温度勾配をつけ、暖かい場所や涼しい場所を作り体温調節しやすい飼育環境を作りましょう。