フトアゴヒゲトカゲの雪目とは何か。
雪目とは強い太陽光をあびるなどの、強い紫外線にさらされる事により角膜の表面が炎症を起こす症状を言います。
飼育下のフトアゴヒゲトカゲも雪目になる事があります。
雪目の症状や原因と雪目にならないようする為の予防法、もしなってしまった場合の対処法について説明します。
フトアゴヒゲトカゲが雪目のなる原因は?
飼育下におけるフトアゴヒゲトカゲには、UVライト、バスキングライト、保温球と取り付けるライトの数が多いです。
特にバスキングライトやUVライトにはUVBいわゆる紫外線の設置がフトアゴヒゲトカゲの個体に近くなりすぎると、眩しくて目を瞑る仕草を見せます。
あまり長時間至近距離でのライトの設置がフトアゴヒゲトカゲの雪目の原因と言われています。
フトアゴヒゲトカゲが雪目にならないための予防法は?
雪目にならない為の予防法とは飼育環境を見直すことでかなりの改善がみられます。
まずはフトアゴヒゲトカゲを飼育する為の飼育ケージの大きさがポイントになってきます。
飼育ケースの大きさを決める基準はフトアゴヒゲトカゲが上下左右身動きがゆとりを持って行動ができる広さと、高さです。
底面積90センチ×45センチ高さ50センチ位あるとゆとりがあってお勧めです。
高さがあるとライトの位置がフトアゴヒゲトカゲから遠ざける事ができます。
雪目の原因としてライトが個体と近くなりすぎる為、フトアゴヒゲトカゲが眼を瞑る仕草を見せます。
その結果、深刻になると失明になる事もあります。
底面積の広さがあると、ライトの光を遮るような木や隠れ家や石などを配置する事もでき雪目の予防法になります。
更に木や石などを配置する事でフトアゴヒゲトカゲが自由に光を浴びたり、光から身を避けたりできますし、上下の運動もできるようになるので運動不足なども解消できるので効果的です。
フトアゴヒゲトカゲの雪目になってしまった時の対処法
上記の予防法をしても眼を瞑るような仕草や雪目になってしまった場合は、紫外線ライトとワット数や紫外線量の確認をしましょう。
爬虫類用の市販の紫外線ライトにはケースにワット数や紫外線量が記載されており、どの種類の爬虫類に適しているかが記載されています。
フトアゴヒゲトカゲ用の物に変えてみるなど対処をしてみてください。
またフトアゴヒゲトカゲが雪目のような症状を見せた時の対処法は爬虫類専門の病院に受診する事をお勧めします。
症状が悪化しないように専門獣医にしっかり観てもらい指示に従いましょう。
フトアゴヒゲトカゲが雪目になる原因はなに?予防法と対処法【まとめ】
フトアゴヒゲトカゲの雪目の原因と予防法、雪目の症状と対処法を説明してきました。
フトアゴヒゲトカゲの体調管理をしっかりする事は言わずもがなですが、更に飼育環境もしっかり整える事はとても大切です。
雪目は飼育環境で未然に防ぐ事ができます。
日頃からライトの距離や紫外線量、ライトの明るさや暖かさを確認しましょう。
ライトが明るく光っているからと言って、安心してはいけません。
光っていても、ワット数が下がっていたり暖かさが弱くなったりしている事がありますので、注意が必要です。
交換の時期は半年から1年以内を目安にしましょう。
ライトが急に故障する事も想定し、ライトの予備はしっかりストックしておきましょう。
犬や猫の動物よりも、はるかに小さな動物です。
小さな病気のサインや病気になってしまった事を見逃さない事は命に関わる大切な事です。
個体が小さいのでこの位だったら大丈夫かな?は命取りになります。
個体の体調管理と飼育環境で防げる病気は未然に防ぎ、病気を早期発見できるよう日頃から観察して変化に気づく癖をつけましょう。