蛇のフンって見たことありますか?
ペットショップや動物園などでたまたま見ることはあっても、日常生活でお見掛けすることはなかなかないですよね?
実は、コーンスネークを含む蛇のフンって、鳥のフンに近い形状をしています。
鳥のフンと聞けば、なんとなくイメージできそうですね。
こちらの記事では、コーンスネークのフンについて解説していきます!
フンをする頻度や量、フンからわかる健康状態の見分け方にも触れていきますので、是非最後まで読んでみてください。
コーンスネークのフンってどんなもの?
コーンスネークのフンは、鳥のフンに形状が似ています。
実際にコーンスネークのフンを見たことがない方は、鳥のフンを頭に浮かべながら読んでみてください。
コーンスネークのフンは、茶色、白、透明な部分に分かれています。
茶色い部分は固形、白い部分は固形か液体、透明な部分は液体となっている場合が多いです。
これら全てをコーンスネークのフンのように紹介しましたが、厳密には茶色い部分がフンで、白や透明な部分は尿にあたります。
コーンスネークはフンと尿を同時に排泄するということですね。
乾燥すると透明な部分はなくなり、茶色と白い部分だけが残ります。
コーンスネークのフンって臭いの?と、質問されることがよくありますが、はっきり言って臭いです。
爬虫類は基本的に体臭などない生き物なので、そういった面も飼育のし易さにつながるのですが、フンだけはしっかり臭います。
これはマウスを主食とするコーンスネークの食性によるもので、骨までしっかり溶かすための強力な消化酵素が、強い臭いの原因のようです。
シンプルに考えて、肉しか食べない生き物のフンが臭わないわけがないですよね。
コーンスネークのフンをする頻度と量は?
コーンスネークは毎日フンをするわけではありません。
餌を与えた2~3日後に、2~3回に分けてフンをします。
つまり餌を消化するのに2~3日かかるということになりますね。
また、一度に与える餌の量が多かったり、マウスが大きかったりすると、消化にかかる時間が増えたり、分けるフンの回数が増えることもあります。
基本的には、給餌間隔と同じような間隔で、フンをすると思っておけば問題ないと思います。
次に、一度にするフンの量ですが、食べた量に対して、かなり少ない量で排泄されます。
これは消化に2~3日かけることにより、十分な栄養を体に取り込めるからのようです。
コーンスネークのフンは食べたものの中の、本当に必要のない部分だけを排泄したものということになりますね。
コーンスネークのフンからわかる体調不良のサイン
コーンスネークも生き物です。
人間と同じように便秘や下痢に悩まされることもあります。
フンからわかる体調不良のサインです。
便秘の原因
運動不足
元々省エネな生き物であるコーンスネークですが、さすがに動かな過ぎるのは体に毒です。
適度な運動をして内臓を刺激しないと便秘の原因になってしまいます。
水分不足
水分が不足していると腸内で便が固まってしまうこともあるようです。
こういったところは人間と同じですね。
水入れの量をこまめにチェックしてあげてください。
脱皮前
脱皮前は餌を食べなかったり、フンをしなかったりといろいろな兆候が見られます。
この場合は脱皮後にしっかり排泄されますので、ご心配なく。
温度や湿度によるもの
温度や湿度が適切でないと体調面でいろいろな弊害が起きます。
餌を与えてから数日経っているのに、フンをしないのであれば、消化不良を起こしているかもしれません。
温度と湿度を見直してみてください。
下痢の原因
原虫感染
コーンスネークなどの爬虫類は、腸内に何らかの寄生虫を持っています。
この寄生虫は必ずしも良くないものというわけではなく、腸内のバランスを保つ大事な役割を担っているものもあります。
ですが、この寄生虫が何らかのストレスにより下痢を引き起こすことがあるようです。
あまりに長く下痢が続くようなら、一度病院に連れて行ってあげてください。
温度や餌の解凍不足
ケージ内の温度が低かったり、パネルヒーターを置いていないことにより、適切な温度下での消化ができず、下痢になってしまうことがあります。
また、マウスの解凍が十分にされていないことが原因で起こる場合もあります。
このように、適切な飼育環境下でないと体調を崩してしまうことが、フンの状態からでもわかります。
フンが緩かったり、餌を食べて数日経ってもフンをしないようなら、飼育環境を見直してみてください。
コーンスネークのフンの掃除方法は?
先ほどもお話ししましたが、コーンスネークのフンは臭います。
夏はより一層臭います。
フンをしたらすぐに掃除するのが一番です。
その掃除方法をご紹介します。
掃除方法は使っている床材によって異なります。
ウッドチップやヤシガラを使っている場合は、フンをした部分だけを取り除けばOKです。
ペットシーツ、新聞紙、キッチンペーパーの場合は、汚れてしまった部分を取り換えればOKです。
日常的な掃除はこれらで問題ないですが、いずれ臭いが取れていないことに気づいてしまうと思います。
おそらく臭いの原因はフンに含まれる尿酸によるものです。
ですので、臭いが気になってきたら床材を全部交換し、ケージ全体を拭いたり、水洗いをしてあげましょう。
また、ケージ内にフンを長期間放置してしまうと、虫が湧くこともあるようなので、できるだけ早めの掃除を心がけてください。
ケージ内の清潔を保つことも、コーンスネークを飼育する上で大事なことです。
コーンスネークってどんなフンをするの?頻度と量を徹底解説!【まとめ】
コーンスネークのフンがどういったものか、ご理解いただけたでしょうか?
どんなペットにも言えることですが、フンの処理は決して楽しいことではありません。
ですが、生き物は必ずフンをします。
そのフンから健康状態を見分けることもできます。
フンをしっかり処理する、健康管理をしてあげるということは、飼い主に課せられた責任です。
大変だと思うこともあるかもしれませんが、そこも踏まえてコーンスネークの魅力だと、私は思っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
健康的なコーンスネークライフをお送りください!!