ヒョウモントカゲモドキのスーパーマックスノーの特徴と魅力を解説

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爬虫類ショップなどで、『モルフ』という言葉をよく耳にすると思います。

ヒョウモントカゲモドキにおける『モルフ』とはヒョウモントカゲモドキの『品種』を意味し、犬で言うところの『犬種』に値します。

もともと野生で生息していたヒョウモントカゲモドキの中でも突然変異種同士で交配を重ね固定化し、長い年月をかけ様々なモルフを作出してきました。

世界各地のブリーダーが、体色や体の大きさや目の色味などの特徴のある個体を選別し、何代にも渡り掛け合わせ交配させる事で個体の特徴を固定化させていきました。

遺伝の関係で、予期せぬ想定外の結果を招く事もあります。

こうした長い年月をかけ作り上げてきたモルフの特徴をモルフ別で解説していきます。

 

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目次

マックスノーの特徴

マックスノーとは、ブリーダージョン・マーク氏の名を取り付けられた名前です。

スノーはその名の通り『雪』を意味します。

体色の黄色が減少しモノトーンのような体色が特徴的です。

そして最大の特徴として、マックスノーは共優性遺伝します。

共優性遺伝とは人に例えるとします。

AAとAOの両親からA型しか生まれません。AOと言う確率がありますがO型は劣勢遺伝の為OA型にはなりません。

O型が産まれる為には、両親どちらにもO型でなければなりません。

つまりヒョウモントカゲモドキにおいて、共優性遺伝とは優性遺伝に近いことを示します。

この特徴はノーマルの個体と共優性遺伝の個体を掛け合わせた場合、次世代は50%の確率で共優性遺伝の個体が産まれるということです。

マックスノーの登場により、ヒョウモントカゲモドキの品種の組み合わせが大きく増えました。

 

スーパーマックスノーの特徴

スーパーマックスノーはマックスノー×マックスノーで25%の確率で生まれてきます。

スーパーマックスノーの大きな特徴は体色がモノトーンで、目は必ず目全体が瞳の色と同じ黒であるソリッドアイである事。

アルビノの状態だと赤になります。

このウルウルとした大きな目は、今までのヒョウモントカゲモドキにはなかったものです。

その可愛らしさからスーパーマックスノーは人気のある品種となっています。

 

スーパーマックスノーの飼育方法と注意点は?

さほど神経質ではなく初心者でも飼育しやすいです。

比較的目が悪い品種の為

視力が弱く、また体色も白い個体は紫外線などでも身体が焼けてしまったりと皮膚が弱い個体が多いです。

その為、光から身を隠せるシェルターが必須になります。

また餌やりにも注意が必要です。

日中の光のあるところだと視力が弱くなり活き餌を捕獲しにくいのですが、薄暗い場所だと活き餌を捕獲しやすいようなので、餌を与える時間や環境を整えましょう。

与える時は飼育する個体に合わせてあげましょう。

 

ヒョウモントカゲモドキのスーパーマックスノーの特徴と魅力を解説【まとめ】

スーパーマックスノーは成体で15cmから20cmほどで手のひらに収まる位の大きさです。

寿命は7年から10年位のお付き合いになります。

スーパーマックスノーの個体の値段は入手する場所やかけ合わせた成体の血統で値段に差があります。

ペットショップから購入の場合は10000円から30000円以上する個体もいます。

またブリーダーや爬虫類イベントなどでは5000円から50000円以上など値段には差がかなりあります。

犬や猫と違って、比較的に成体期より幼体期の方が値段的にも入手しやすい個体が多いです。

その分孵化したばかりの幼体は体調が急変しやすく、餌やりや飼育環境の整備など様々な部分で繊細さが求められます。

その為、幼体期は死亡率も高いです。

初心者の飼育者はある程度の大きさまで成長した孵化後半年から1年くらいの個体の方がおすすめです。

ある程度成長した個体は初心者の飼育者以外でもブリーダーや自宅で繁殖を考えている飼育者も購入する傾向があります。

その個体が珍しい個体であればある程、飼育が難しく成長過程で死んでしまう事もあります。

飼育管理が難しいのである程度の繁殖が可能な年齢と大きさまで成長した個体を選ぶとよいでしょう。

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