オカメインコを飼っていると、必ず直面する課題が「温度管理」ですよね。
適温は何度なのか、ヒーターはどれを使えばいいのか、そもそも保温って必要なの?
そんな疑問点を本記事で解決いたします!
他のインコとは違い、オカメインコの保温は少し特殊であり、もしかしたら保温のしすぎは体に毒かも!?などという事も解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください!
オカメインコに保温は必要?
結論からいうと、成鳥のオカメインコにはそれほど保温にはシビアにならなくてもよいです。
というのもオカメインコの生息地はオーストラリアの内陸で、ここの気候は日本と似ており、ある程度の寒さには強い生き物です。
むしろ成鳥になってもぬくぬくとした部屋で育つと、寒さに耐性がつかなくなり丈夫な鳥に育たなくなってしまいます。
雛を過ぎて、若鳥になった最初の冬以降は、徐々に保温を減らすといいでしょう。
どんな時に保温が必要?
オカメインコの保温は、雛や老鳥の時に必要になります。
身体が未熟なうちの雛の時期や、弱ってきた老鳥の時などは、保温をしないと体調を崩す原因となるので徹底した室温管理が必要不可欠です。
また成鳥の時でも、北陸や北海道の真冬など厳しい寒さになる地域に住んでいる方は、保温が必要になるでしょう。
オカメインコの適温は?
一般的には25~30度が適温とされています。
なお季節の変わり目でもある春や秋は、昼間と朝晩では温度差が大きいので、気を付けて温度を調整しましょう。
ちなみに最低温度は15度なので、それを下回らないように気を付けましょう。
保温に必要なアイテムは?
ペットヒーター
ペットヒーターには色々な種類がありますが主に電球型やパネル型があります。
電球型はケージ内全体を暖めてくれるエアコンのような役割を果たし、パネル型はインコがその場を行き来することで自分で温度調節ができるストーブのような立ち位置と考えて良いでしょう。
サーモスタット
あまり聞きなれないかもしれませんが、サーモスタットとは温度を一定に保ってくれる装置です。
ペットヒーターと併用することで、ヒーターのON/OFFを自動で行ってくれる大変便利なアイテムです!
ワット数の大きいヒーターなどは火災の防止にもなるので、オカメインコの飼育にはほぼ必須といってもいいでしょう。
オカメインコの温度管理の注意点
湿度に弱い
上記でも述べたように、乾燥した国であるオーストラリア原産のオカメインコは、湿気に弱い傾向にあります。
日本はオーストラリアと比べて湿度が高い国なので、高温多湿になる夏場は、湿度が上がりすぎないように充分注意しましょう!
暑さにも気をつけよう
これまで主に室内を暖める解説をしましたが、夏場になると一転して逆に暑くなり過ぎないようにしなくてはなりません。
30度を上回るようでしたら、室内を涼しくする必要があります。
クーラーを使う場合は、クーラーの風が直接当たらないように扇風機などで調整するとよいです。
クーラーを使わない場合は、凍らせた水入りのペットボトルをタオルで包み、ケージのそばに置いておくと天然の冷房になります!
オカメインコに保温は必要?適温や温度管理のアイテム、注意点を解説【まとめ】
いかがでしょうか?
今回は、オカメインコの保温の必要性やアイテム、注意点などについて解説いたしました!
意外にも、オカメインコは寒さに比較的強いことがわかりましたね!
とはいえ、温度管理は健康を守るうえでとても重要になります。
野生のインコは暑かったり寒かったりしたら、適した地域に移動できますが、ペットのインコは生涯のほとんどを室内で過ごします。
室内の温度を調節する事は当然インコにはできないので、飼い主が徹底的に管理する必要があります。
このことを踏まえた上で温度管理を行って、生涯元気で過ごせるインコにしましょう!