「最近、うちのオカメインコが鼻をプスプスしている…これって病気?」
このように心配になる気持ちはとてもよく分かります。
オカメインコが鼻をプスプスとさせるのにはいくつかの理由があります。
今回はその理由や原因、さらには対処法などを徹底解説いたします!
軽い症状から、中には隠れた重大な病気もあるかもしれません。
オカメインコの健康のために、是非今回の記事を役立ててください!
オカメインコが鼻をプスプスしている理由は?
日頃、健康体なオカメインコが急に鼻をプスプスさせたり、呼吸しづらそうにしていたら、何か大きな病気なんじゃないか…?と疑いますよね。
この理由は、軽い体調不調から深刻な病気まで様々です。
ではどのような疾患があるのか、それぞれ見ていきましょう。
風邪
インコも風邪をひくの?と思うかもしれませんが、人間と同じく、オカメインコも体調が悪くなったら風邪をひきます。
寒いときに起こりやすく、元気がなくなり羽を膨らませて暖をとろうとします。
空気の乾燥も風邪の原因となるので、人間の風邪の症状とよく似ていますが、まさにインコも同じような環境で過ごしていると風邪をひいてしまいます。
甲状腺腫
鳥のペットを飼った事がある方は聞き馴染みのある病気かもしれません。
甲状腺腫とは、インコの首周りにある甲状腺という器官が肥大化してしまう病気です。
甲状腺が腫れると、その近くにある呼吸器官が圧迫されてしまい、結果、呼吸がしづらくなってしまいます。
軽度のうちは症状がほとんど無く、苦しそうに呼吸をしはじめる頃には症状が進行している、というとても厄介な病気です。
寄生虫の感染
“トリコモナス”や”ヘキサミタ”という名の寄生虫に感染すると、食欲が減ったり鼻汁やくしゃみなどの症状もあらわれます。
特にヘキサミタはオカメインコがよく感染する寄生虫として知られています。
それぞれの病気の原因や対策
これまでインコが鼻をプスプスさせる理由を述べてきましたが、このような病気を未然に防ぐには、インコが過ごす室内の環境づくりを徹底させることが理想的です。
病気になる原因やどう対策すればいいのかは、以下のようになります。
風邪
インコの風邪の症状は人間と似ていると述べました。
風邪を引きやすい環境下も人間と似ており、季節の変わり目や、急激に室内が寒くなる等が主な原因です。
対策としては、季節が変わる頃には、充分に室内を暖め、栄養のある餌を与えることが大事になります。
甲状腺腫
この病気になる原因としては、ヨードの不足か甲状腺腫を誘発する食べ物を与えすぎたか、どちらかが主です。
オカメインコは自分でヨードを生成する事ができないため、ヨードを含むサプリメントや野菜を与える必要があります。
また大豆やキャベツ、ブロッコリーなど甲状腺腫を誘発する物質が含まれている食べ物を与えると、甲状腺腫になります。
ヨードを与えるか、甲状腺腫を誘発する食べ物はあげないようにしましょう。
寄生虫
とにかく早めに病院へ連れていくようにしましょう。
トリコモナスとヘキサミタも治療すれば完治するので安心してください。
感染自体を防ぐというのは難しいですが、感染して病院で治療してもらった後は、飼育器具に病原体やその卵が残っている可能性があるので、器具の消毒をおこないましょう。
オカメインコが鼻をプスプスしているのはなに?理由や対策を詳しく解説【まとめ】
いかがでしょうか?
今回は、オカメインコが鼻をプスプスさせる理由やその原因、対策について解説いたしました!
オカメインコは人間に比べるととても小さい生き物なので、このような病気に一度かかってしまうと、病院に連れて行き、薬を投与して…など、完治までの道のりが非常に険しいです。
またインコは本能で、天敵から狙われないようにするために体調が悪くても何ともない素振りを見せます。
飼い主が病気を早期発見するのは難しいので、定期的な健康診断を受けることを強くおすすめします!