温厚でどこかドジっぽいゴールデンハムスターですが、育て方によっては噛んでしまう子もいます。
あの前歯で「ガジッ!」と噛まれると、体に電気が走ったかのように「痛っ!!」となってしまいます。
なんで「噛むのよー!」と怒らないであげてくださいね。
ゴールデンハムスターは、習性から反射的に噛むということは少ないです。
今回は、ゴールデンハムスターがどうして噛むのか、噛むには理由がありますので、性格や習性と合わせてお話したいと思います。
最初が肝心!ゴールデンハムスターとの距離感
まず、ストレスを与えない事かと思います。
急にグイッとこられると、人間でも「何?!」と思うのと同じでびっくりしたりすると噛んでしまいます。
初日から急に抱っこされると抵抗してしまうハムスターがいますので手を入れずに、まずはケージの中から出さずゆっくりとケージ越しに眺めるだけにしてみましょう。
そして、少しずつハムスターとの距離を縮めていきましょう。
ケージ越しに、餌やおやつを手に持っているとハムスターが近づいてきて、手から餌をもらったら慣れてきた証拠になます。
声をかけることによって、飼い主の声として認識しますので、においと声で飼い主と認識してもらい安全であることをハムスターに伝わるようにしましょう。
ゴールデンハムスターは学習能力が高いといわれておりますので、安心できる場所だとわかるとハムスターのほうから近づいてきてくれたりします。
焦らず、ゆっくりおっとりいきましょう。
甘噛みと本気噛みの違いは?
縄張り意識が高いともいわれておりますので、巣箱の近くでは手を出さないようにしましょう。
手を近づける時は手のひらより、手の甲を近づけたほうか恐怖心を与えないようです。
「掴まれる!」という恐怖を与えないようにしましょう。
学習能力が高いという事は危険や恐怖のインプットもしますので、「ここは危険!」と思ったら本気噛みします。
「ここは安全甘えても大丈夫」と思えば、飼い主の指先をなめながら甘噛みしてきます。
甘噛みは、こそばゆい感じなので、手を引かずにハムスターの甘えをうけてください。
逆に本気噛みされた時は慌てて振り払うと、ハムスターが飛んでケガをしてしまう事がありますので、痛いとは思いますが、ゆっくりとハムスターを離しましょう。
急に噛まれた手を離すと、「え?餌を急にとられた」と思う事もありますので、急に離すことはさけましょう。
安心感がわかれば、本気噛みはしなくなると思いますので、ハムスターとの信頼関係を上手に築いていってください。
噛む理由は他にどんな事が考えられる?対処法は?
まずはストレスを与えない事ですが、他にもお腹が空いていたり、床材の掃除がなっておらず不衛生な場合や、タンパク質が不足している時などが考えられます。
ハムスターの嗅覚は人間の40倍とされております。
ケージの中が臭う時は、ハムスターは相当苦しいはずなので、清潔にしてあげましょう。
不快・恐怖を感じた時は噛むと思えば、やさしい気持ちでハムスターと接する事ができると思いますので、命あるもの愛情をもって育てましょう。
お腹が空いている場合は体重に対して餌の量が合っていないので、体重に合わせて決まった時間に餌を与えましょう。
夜行性なので、活発に動く夕方以降に餌を与えましょう。
タンパク質不足の場合はミルワーム等の昆虫を与えてみてください。
野生のハムスターは昆虫をよく食べるといわれておりますので、手っ取り早く栄養素をとるには、ミルワームがよいとされているようです。
ゴールデンハムスターが噛む原因は?しつけ方と甘噛みと本気噛みの対処法【まとめ】
色々とゴールデンハムスターが噛む理由をお話しましたが、嫌な思いをさせない事が一番です。
温厚なハムスターなので、グイグイいかずやさしく穏やかに育ててください。
飼い主も今まで以上にやさしい気持ちになれると思います。
「こんな事すると嫌なのか」とわかると、ハムスターとのちょうどいい距離感がわかってきます。
すんなり手のひらに乗ってくれたら「あら。きょうはすぐ来てくれたねー。ありがとう。」なんてやさしく声をかけてあげると、ハムスターにも伝わるかと思います。
飼い主のお友達が遊びに来た時は、ハムスターに急に触ろうとさせずに、ハムスターがお友達にどんな対応をするのか見てみましょう。
お友達が噛まれたら大変です。
「飼い主のにおいじゃない。」と思って噛んでしまう事もあります。
ゴールデンハムスターの性格や温厚具合は個体差がありますので、温厚な子は本当に温厚です。
どんな事をしても「気にしなーい」かというようにおっとりしています。
なんて飼いやすい子なの!と思うかもしれません。
飼い主も、穏やかにおっとりとした気持ちでハムスターをかわいがってください。
ストレスを感じると目つきもどこかキツく感じるハムスターもいます。
どこか嫌そうな顔をしますので、表情も気にして見てください。